リラクセーションで快適な睡眠を。眠れない・不眠を解消しよう

リラクセーションと自律神経
私たちは日常生活の中で不安や緊張など様々な刺激(ストレッサー)にさらされています。それらの刺激に直面すると、心拍数が増える、呼吸が浅く早くなる、瞳孔が開く、手に汗を握る、など身体的な変化が起きます。これらは主には自律神経の中の、交感神経の働きが高まることによって起こる反応です。一方、睡眠時や休息時には交感神経と拮抗する副交感神経の働きが高まり、心拍数の低下、瞳孔の収縮、呼吸が穏やかになるなどの反応が起こります。
自律神経
自律神経系は外部の環境の変化に動じないように適応して、からだの内部環境を一定に保とうとする働きがあります。自律神経の働きが乱れ交感神経の興奮が抑えられない状態が続いた場合、血管は収縮し、脈拍、血圧も上がり、やがて不眠などの心身の不調を引き起こすことにつながります。
リラクセーション技法の多くは、この交感神経優位の状態から副交感神経を優位に働かせて自律神経のバランスを整えることで緊張反応を中和させるものだといえます。
リラックス状態とは
リラックス状態の定義
リラックス状態は「完全に眠っており何もしない状態や弛緩した状態ではなく、緊張と弛緩の間の一番最適な状態・位置・場に自分自身を置くこと」と定義されています。また、リラックス状態は「自己コントロール感覚や能力の獲得や習得」であり、「身体的・心理的・社会的側面での自己調整能力の開発」と捉えることができます。つまり、場面や関係性、目的に合わせて一番最適な状態に自分をおくことがリラックス状態であるといえます。その状態の獲得のためには、不適切な自己調整状態や不安定な自己コントロール状態を、適切な状態にコントロールすることが必要です。
自分の状態をコントロールするというのは難しく感じますが、これにはまず「自分の緊張に気づくこと」が第一歩になります。
身体反応への気づき
自分が不安に感じる場面や苦手な状況に直面した際には、交感神経の働きによる明確な身体的反応があるため、自分でも緊張に気づきやすくなります。そのため、深呼吸をしたりコーヒーを飲んだり、自身で緊張をコントロールするための工夫をされている方も多いでしょう。しかし、慢性的な緊張や無意識の緊張には気づきにくいため、それらの積み重ねによる身体的な痛み(肩こりや腰痛など)や疲労感が現れることで、あとから実感されることが多いのではないでしょうか。これらの緊張については事後的な対応になりがちですが、日頃からリラクセーションを実施するなど、身体的感覚に注意を向ける癖をつけることで早期に緊張に気づき対処することが可能になります。

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