環境の変化や仕事のストレスが引き金に

うつ病のきっかけの一つは環境の変化です。うつ病になる人は、人に頼まれるとイヤといえずに多くの仕事を抱え込んでしまうことが多いようです。また、他人に頼み事をするのが下手という傾向が、周囲からのサポート不足という状況を引き起こす場合もあるようです。
そうした状況でも、徹底的にがんばろうとしてしまうため、無理がかかって次第に心のエネルギーが不足し、物の見方にゆがみが生じがちです。
職場では昇進や転勤、配置換えなどで、それまでとは違う役割を振り当てられてストレスが高まったことが、発症のきっかけになるケースも多いようです。
ほかの心の病気とうつ病の関係
うつ病はほかの心の病気と併発して起こるケースも少なくありません。例えば、突然、動悸がして、自分が死ぬのではないかという不安感が高まるパニック障害では約半数にうつ病が併発すると報告されています。
また、うつ病のように見えて、実はうつ期と躁期を繰り返す双極性障害(躁うつ病)であるケースも意外と少なくありません。かつて、躁うつ病は100人に1人程度の人に起るとされていましたが、近年はもっと多いと考えられるようになっています。ところが、躁うつ病患者さんの多くは、単なるうつ病と誤解されていることも分かっています。
この誤解の一つの理由は、躁うつ病では「睡眠時間が短くても頑張れる」「良いアイデアが次々に浮かぶ」「妙にイライラして腹が立つ」といった躁状態の症状の現れる期間が、病期全体の10%以下と短く、うつ期の症状のほうが目立つからです。
パニック障害を伴っている場合や躁うつ病の場合などは、単なるうつ病とは違う治療が必要ですが、いずれも精神科で診断できます。疑わしい症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

早いうちに見つけて早く直すことが大切

様々なリラクセーション技法。眠れない・不眠を解消しよう

うつの原因とそのリスクを下げるのに有効なのはセロトニン、ノルアドレナリン

睡眠のメカニズムを知って眠れない・不眠を解消しよう

わたしがうつになったことにより被った損失は1000万円以上

睡眠環境を整えて、眠れない・不眠を解消しよう~その2:運動・入浴・嗜好品~